「AIに相談したら『とてもいいですね!』って。…これ、ほんとに大丈夫?」
AIに文章や言葉選びを相談すると、なんだかいつもほめてくれる。うれしいけれど、ちょっとモヤっとしますよね。
先日ある勉強会でも、「お仕事でふだん使っている言葉を、一般の人向けの本に使っていいかAIに聞いたら『そのままで伝わりますよ』と言われた。でも、まわりの人に聞いたら半分くらいの人が知らなかった」というお話が出ました。
先にお伝えすると、AIは「あなたの味方」をしやすいクセがあります。聞き方を少し変えるだけで、ちゃんと「直したほうがいいところ」を教えてくれますよ。
AIが「それでいいですよ」と言いがちなのはなぜ?
AIは、話している相手の役に立とうとして、相手の考えに寄りそう方向で答えやすいしくみになっています。
「この言葉でいいかな?」と聞くと、「いい」を前提に話を広げてくれることが多いんです。うそをついているわけではなく、聞かれたことにやさしく答えているだけ。
だからこそ、聞く側が「ほめなくていいよ」「別の立場から見てね」と伝えてあげるのがコツです。
味方しすぎるAIへの聞き直し方3つ(そのままコピペOK)
① 知らない人の立場になってもらう
「この文章を、この分野をまったく知らない人の立場で読んで、わかりにくいところを3つ教えて」
自分にとって当たり前の言葉ほど、知らない人にはむずかしいもの。そこを見つけてもらえます。
② ほめなくていい、と先に言う
「よいところは言わなくて大丈夫です。直したほうがいいところだけ、遠慮なく教えて」
最初にこう伝えておくと、ほめ言葉が減って、気づきが増えますよ。
③ いくつか並べて、比べてもらう
「Aの言い方、Bの言い方、Cの言い方。はじめて聞く人にいちばん伝わるのはどれ? 理由も教えて」
1つだけ見せると「いいですね」になりやすいので、選ばせるのがポイントです。
AIには、何回聞き直しても大丈夫。いやな顔もされないし、怒られることもありません。気になったら、どんどん聞き直してくださいね。
桃子
AIの答えは「たたき台」。最後に決めるのは自分
AIの答えは、考えるための材料くらいがちょうどいいんです。
AIに何でも決めてもらうと、だんだん自分で考える時間が少なくなってしまいます。「AIはこう言ってるけど、わたしはどう思う?」と、一度立ち止まる時間を残しておくのがおすすめです。
迷ったら、家族やお友だちに「これ、意味わかる?」と聞いてみるのもいい方法ですよ。
AIによって、答え方のクセも少しずつちがいます。AIのちがいについては、こちらにまとめています。
→ ChatGPTとClaude、何がちがうの?「相談するAI」と「動くAI」の話
上手に聞き直せると、AIは「ほめてくれる人」から「いっしょに考えてくれる人」に変わります。まずは①の聞き方を1回ためすだけでOK。ひとつできたら十分です。
「こんな時どうしたらいいの?」デジタルQ&A
デジタルでつまずいた時に、ひとつずつ確認できる記事をまとめています。困った時の小さなお守りみたいに、必要なところから読んでみてくださいね。
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